上演スケジュール
- 上演時期
- 通年
- 上演時間
- 70分(休憩あり)

田能久:上演時間30分
旅役者の田能久は、病気のお母さんを見舞うため国元へ帰ります。その途中の十返峠で、人を呑み込むという「うわばみ」に出くわしました。
「うわばみ」は田能久を「たぬき」と間違え「化けてみろ」と命じます。困った役者の田能久は、物陰に隠れ持ち歩いていた衣装で早替わりし、何とかその場を切り抜けますが…。
古典落語から、楽しい「田能久」を人形芝居でご覧いただきます。

証城寺の狸ばやし:上演時間15分
証城寺に住むいたずら好きの狸たち。彼らが通りかかったお坊さんを化かそうと、さまざまに策略をめぐらせるユーモラスなお話です。昔からある話ですが、今回は人形の操作に江戸時代から伝わる骨よせという技法が使われます。

寿獅子:上演時間5分
昔からお正月やお祭りなど、おめでたい場面に登場して人々を楽しませてきたお獅子。最近ではなかなか見ることが少なくなったその表情豊かな踊りを、糸あやつり人形を駆使して再現し、子どもたちに伝統芸能を楽しんでもらいます。

操り三番叟:上演時間5分
古くから神事として、五穀豊穣を祈りお正月や事始に、また舞台の安全を祈って開幕前に舞われていた神聖な舞です。糸あやつり人形の大事な動きが多く含まれていて、子どもたちにも、わかりやすく糸あやつりのしくみが伝わります。
人形を遣うワークショップ
- 人形の操作をわかりやすく直接体験
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- 人形にはどんな糸がどこについていて、どのように遣うのかを簡単にお話します。日本の糸あやつり人形は四角い手板に数本の糸がついている世界でも珍しい構造で、それらの糸を上手く遣うことで独自の細やかな動きを表現します。
- 各学年から数名ずつ、舞台上で実際に人形を動かしてもらいます。そうして日本に昔から伝わる糸あやつり人形を体験することで、伝統芸能を知るきっかけにもなります。
「江戸糸あやつり人形座」とは
私達は、祖父の残してくれた糸あやつり人形を大切に継承して行くことは勿論ですが、九代目以前の江戸糸あやつり人形の特性をもう一度見直してみたいとも思ったのです。そうした意味で、敢えて座名を結城系の名では無く「江戸糸あやつり人形座」という大きな拡がりを持った名称に致しました。糸あやつり人形の長い歴史の中、大勢の人形遣い達が考えつむぎだしてきた人形芝居。こうした伝統に、私たちの力を加え後世へ繋いでいかなければと、決意を新たにしています。
(結城一糸)
プログラム
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「寿獅子」または「操り三番叟」 5分
※どちらか1作品を選択いただきます - +
- 人形の解説 5分
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- 証城寺の狸ばやし 15分
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- ワークショップ 15分
伝統ある結城系糸あやつり人形
初代結城孫三郎は説教節の太夫で、結城座を創設した劇場主でした。二代目から後は太夫ではなく劇場主のみで明治初期八代目結城孫三郎の時に劇場は、閉鎖し廃業、名跡は途切れました。ところが明治中期突然人形遣いとして九代目結城孫三郎が登場して来たのです。江戸から明治に掛けての名人形遣い達(鳥羽屋紫蝶・山本三之助・市蔵)と九代目は何度も共演しており、その伝統の技を受け継ぎました。そして九代目はその江戸糸あやつり人形に改良を加えました。人形そのものの改造と上演形態を浄瑠璃一辺倒から自ら科白(せりふ)を喋りながら人形を遣う形に変えたのです。そして唯一結城系の糸あやつり人形が現在まで途切れる事なく伝わってきたのです。
表情豊かな動き
江戸で生まれた日本の糸あやつり人形は、繊細で細やかな動きを表現する事ができます。日本独特の四角い手板と呼ばれる操作板に付いている十数本の糸を遣って驚いたり、悲しんだり、喜んだり、といった様々な表現をします。文楽もそうですが、江戸の糸あやつり人形も、日本人の感性が生み出す独特で細やかな演技をすることができます。
※手板 長方形の板の前後(2ヶ所)に「ひょうたん型」の穴をくりぬき、人形を操作する糸を繋げた板。
390年もの間継承されてきた巧みな技
日本人形のルーツは、はっきりとはしていませんが古い文献によると元和三年(1617年)日本橋で、390年以上前から糸あやつり人形が盛んに行われていた事がうかがえます。その人形と技は、絶え間なく改良を加えられて現在にいたっています。「江戸糸あやつり人形座」は、その流れを強く継承している劇団です。





