中国影絵劇 皮影戯

上演スケジュール

上演時期
5月~12月
上演時間
80分(休憩あり)

影絵は影法師

劇団影法師は、「アジアに軸を置いた創作と世界に向けた発信」をテーマに活動してまいりました。
21世紀を迎え、政治・経済・文化ともに欧米主導型からアジア中心へと変わってきています。我々はこの様な変化の中で、これから次代を担う子供たちが、自国の文化はもとより隣国を含むアジアの文化を理解し、誇りを持って広く世界で活躍してくれることを願っています。そのための活動として、劇団影法師は日本の影絵をリードし、ボディシルエット等、新しい手法を創作すると共に、中国影絵の皮影戯(ピーインシー)等のアジア伝統文化との国際共同製作の先駆者として、日本の現代演劇を世界に発信してまいりました。これからもグローバルな視野と文化的センスを備えた素晴らしい若者が日本から数多く巣立ってくださることを願っています。

皮影戯(中国影絵)の魅力

1200年の伝統によって育まれた中国影絵「皮影戯」(ピー・イン・シー)の魅力溢れる世界を日本に紹介してはや23年。おかげさまで日中合作「西遊記」特別公演は数々の優秀賞をいただき、ロングラン作品となりました。そして、私たちは日本における皮影戯の確立をめざして中国影絵の技法を高め、独自のレパートリーにその技術を取り入れることにも成功しました。

1.変幻自在の人形たち~操作棒の見えない照明法~

1.変幻自在の人形たち~操作棒の見えない照明法~
中国皮影戯は日本の影絵人形劇の操作方法とは根本的に違い、人形をスクリーンに直接押し当てる方法で行われます。一瞬の変わり身なども可能となり、そのスピード感あふれる繊細な演技力はまさに現代に生きる1200年の伝統芸術です。

2.皮人形による影絵

2.皮人形による影絵
ロバや牛・馬などの動物の皮をなめし彫刻を施し、繊細に彩色したものに桐油を塗って乾かした色彩豊かな人形たち。100cmにもおよぶ80体の人形たちによる独特の世界は、インドネシアのワヤン・トルコのカラギョーズなどの影絵劇とは一味違う趣を持っています。

3.伝統楽器が奏でる音楽

3.伝統楽器が奏でる音楽
中国楽器が奏でる軽快なリズムと旋律は皮影戯を盛り上げる大切な要素です。
鼓・どら・鼓弓などの中国楽器を使った賑やかな音楽が、物語を盛り上げます。

中国影絵劇・皮影戯

西遊記~三打白骨精の巻~

横8m×縦4mの大きなスクリーンを変幻自在に飛び交う80体の革人形

あらすじ
白骨精は、変身の術で人をだまし、その肉を食べることで千年も生きてきた妖怪です。
三蔵法師の一行が近くに来ると知った白骨精は「三蔵の肉を食べれば、不老長寿が得られる。こんな機会はまたとない!」と、娘やお婆さんに化けて三蔵に近づきますが、その度に悟空に見破られ、打ちのめされてしまいます。しかし、三蔵は「罪もない人間をあやめるとは何事だ!」と悟空をきつく叱り「人間に化けた妖怪です!」と訴える悟空の言葉にも耳をかさず、とうとう三蔵は悟空を破門にしてしまいました…
悟空と白骨精の知恵比べと千万変化の数々、息つく間もない立ち回りをお楽しみください。
本物だけが持つ迫力
手作りの皮人形を人が操作して創り出すこの不思議な世界は、バーチャルなビデオやゲームでは決して味わえないもの。そこには長い歴史と絶え間ない研究が培った伝統の技が息づいているのです。
一流の俳優陣の声が、演技を引き立てます
  • 孫 悟空…橋爪 功
  • 白骨精…岸田今日子
  • 猪八戒…三谷 昇
  • 沙悟浄…有川 博 他

プログラムA

  • 中国寓話/鶴と亀 10分
  • 皮影戯のひみつ(解説・実演)15分
  • 西遊記/三打白骨精の巻 45分

ショートプログラム

中国寓話「鶴と亀」
ある日のこと、湖を小さな亀が泳いでいました。岩に辿り着き登り始めた亀に、舞い降りてきた一羽に鶴がそっと近づき、長いくちばしで亀の尻尾をつつきます。驚いた亀は首をすくめ、慌てて逃げ出しました。そして鶴が魚をついばみ始めると、今度は亀がそのくちばしに噛みつきました。さあ大変、鶴も大慌てです。
さてどうなることやら…

見て、触れて、操作して。本場の人と触れ合う貴重な直接体験

本場中国の演技者による人形操作の解説や、簡単な中国語「ニーハオ」「ツァイチェン」などのレッスンもあります。さらには実際に使われている人形を手にして操作を体験していただきます。
また、プログラム終了後に全員でスクリーン裏を見学できます。